柔らかな新緑が揺れる午後の京都町家寫眞館。
この日、私たちのスタジオにお越しくださったのは、岡山からお越しの新郎様と、大阪からお越しの新婦様。
そしてその撮影に立ち会われたのは、新婦様のご両親と弟様。ご家族皆さまで、晴れの日をあたたかく見守られていました。
今回のフォトウェディングで、特に心に残ったのは——
新婦様が「どうしても着たいんです」とお持ちくださった、おばあ様の振袖。
それは、新婦様のおばあ様がご結婚のときにお召しになられた、鮮やかな赤の引き振袖。
ご家族の手で大切に保管されてきたその一着には、年月を経た今もなお、色あせることのない想いと品格が宿っていました。
当館のスタイリストと一緒に丁寧にコーディネートし、まずは白無垢姿で撮影をスタート。
凛とした表情の中にも、やわらかな微笑みを浮かべた新婦様。新郎様も、はにかみながらもその姿を見つめておられました。
その後、色打掛へのお着替えの際には、いよいよおばあ様の引き振袖が登場。
色打掛の下にそっと重ねて着用されることで、外からは見えないながらも、確かにそこに「おばあ様の想い」が寄り添います。
ご家族もその瞬間には思わず目頭を押さえ、そっと「よかったね」と声をかけられていました。
午後のやわらかな陽ざしの中、緑に包まれてのカットは、まさに初夏の京都らしい風情。
白い番傘を手にされた新婦様の姿には、引き振袖の色がほんのりと映え、番傘に落ちた木々の影がとても美しく、まるで絵巻物のような一枚となりました。
新緑のまぶしい季節、木々の間からこぼれる光がとても美しく、特に番傘に映る木の影が印象的でした。
新郎様は撮影中、常に新婦様を気遣い、衣装の裾をさりげなく直したり、緊張が和らぐようにと小さく笑いかけたり。
そのやりとりのひとつひとつに、これから始まるふたりの人生が、きっと穏やかであたたかいものになるだろうと見守ってました。
最後に引き振袖の全身ショット。大正ロマン漂う歴史ある振袖は京町家を一層引き立たたせてくれました。
ご自身の結婚という人生の節目に、ご家族の歴史をまとうという選択。その姿がとても美しく、胸に残る一日となりました。
おふたり、そしてご家族の皆様にとって、この日がずっと心に残る記憶でありますように。
末永くお幸せに。
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□京都町家寫眞館□
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